

さて、前回といってもだいぶ前の話だが、ひるますのMac遍歴について途中まで書いた。が、途中まで書いたところで、Mac歴というよりも、手帳の歴史の中での一つとしてのMacでありiPhoneでありというような側面が大きいということが分かってしまったので、遅ればせながら、手帳について書いとくことにしよう。ここで言う「手帳」というのは、主にスケジュールやTODOを管理するツールのことで、打合せのメモなど(ノート的なジャンル)については、別途「ひるますのメモ」に書いてますので、こちらもご覧下さい。
私がそもそも手帳オタクであるということは、最近のユニのブログの「モレスキン活用法」にちらっと書いてるが、そもそもの話をするとなると、ものすごく長く深い。
まあ私の世代であれば、ほとんどの人が挙げるであろう「スパイ手帳」。これを私も溺愛していた。
スパイ手帳は今やググってみれば山のように写真も出てくるのでぜひご覧いただきたい。中でも忘れられないのは水に溶ける紙。当時はトイレットペーパーすらなかったので、水に溶けるのはスゴイと思ってました。まあこのへんは手帳前史ですね。
本格的に「手帳」という形で意識し始めたのは、高校から大学にかけて使っていた、Campusノートの一番小さいサイズのもの(B7)。それに、ぴっしり小さい字で日記とか単なる記録を書き込んでいたのだった。いま、Campusノートの歴史というのをコクヨのホームページで調べると、基本的に私が使っていたのは75年発売の初期型ということになるからスゴイものである。
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/campus/history/index.html
で、この時代こういうもので用が足りていたのは、ようするに「スケジュール」というものがあまり必要でなかったのである。非常に不活発というか観念的な学生生活であったので…。スケジュールが必要となると、カレンダー式の手帳を使い始めるようになるが、やはり画期的なのは「システム手帳」の登場だろう。これがいつかとネットで調べれば、山根一眞がの「スーパー手帳の仕事術」が1986年10月刊とあり、私はこれを購入するとほぼ同時に、この本で紹介されているFilofaxは高かったので、能率協会製の似た商品「BINDEX」を購入したのだった。当然ながらリフィルが日本語だし、使い勝手はこちらの方がいいのではなかったろうか。
能率協会ホームページによると、BINDEXは、1987年に誕生、ということである。と、いうことは、私は1987年の1月または4月からシステム手帳というものを使っているわけだ。その後、バイブルサイズシステム手帳は、今のiPhoneくらい?のブームになって、誰でもバイブルという時代で乱立したりしたが、BINDEXは日本の中では老舗ということもあって、生き残っていますね。やはりリフィル、特にカレンダーの使い勝手がよいのでしょう。能率手帳でのノウハウが詰まっているから?なのか。私の感覚としては、やはり「紙の色」(ベージュ)が使っていて心地よいというのにつきますけど。
http://www.jmam.co.jp/productservice/system/system01/1191789_2370.html
このBINDEX、私としては活用したというよりも私の生活そのもの、というほどに使っていて、マンガのネタやら「思考」のネタ、そこはかとない書き物、「夢」の日記、などを無地のリフィルに書き込み、それがバイブル手帳にはおさまらず、10cmくらいあるバインダー数冊にもなってしまっていた。こうなると手帳自体が目的化している本末転倒なのだが、これがそのまんま、Macの中のテキストエディターに移動してしまっていたというのが、前回のMacの歴史の話でもあったのだった。
さて、その前回書いたMacの導入(カラクラ)が1993年であるから、それ以降は徐々にバイブル手帳の使用は少なくなっていくわけである。とは言っても、スケジュールはバイブル手帳が基本となる。この当時、私は「講習会の企画」と「技術専門書の編集」というのをメインの仕事にしていたので、セミナーの開催だとか、企画のための打合せなど、かなりスケジュールが重要な仕事をしていた。で、BINDEXのカレンダーリフィルは何を使っていたかというと、これは一週間見開きタイプ。一週間の予定と一日の中の時間を把握するのに、最小限のサイズかと思いました。
そんなわけでBINDEXを細々と使い続けて…、激変が起きるのは、1997年。「超」整理手帳の登場。
http://www.noguchi.co.jp/datebook2006/index_about_1.php
これはたしか「超」整理法の本(2冊目?だったか)の中で野口氏が手作りの「超」整理手帳の作り方を書いていて、私はその「手作り」を実践していたので、実際に「超」整理手帳が発売されるより前にユーザーとなっていたのだ。そして商品化されたものも待ちに待って購入…。しかしこれ、あまり長続きはしませんでしたね。
この手帳のコンセプトは要するにA4ってことだと思うのだが(A4の紙4つ折りのサイズ)、結局のところ、手帳はスケジュールしか使わない…ということにしてみれば、あまりA4サイズの紙にこだわるということもなく、カレンダーリフィルを購入するのを戸惑ってしまったというところで終わった感じがする。
ちょうどその頃、仕事も変わるということになり、手帳も変えようということになりますが、この頃は手帳自体にそれほど重点がなくなってるのと、仕事が内勤が多くてスケジューリングも単純になってしまってたので、普通の能率手帳(システム手帳ではないやつ)とか、名もないダイアリーを使ってました。
2001年から美術系の出版社で働くことになりましたが、ここもまた企画編集系なので、またスケジュールが重要になってきましたが、古いバイブル手帳を使うのも気がすすまなかったので、当時なぜか流行っていた(今もまだかなりあるけど)ミニ6穴の安いのを買ってしのいだのだった。透明なビニールカバーのやつで、1000円しないやつですね。かなり貧困な状況で仕事していたので、貧乏をアピールするという意味でもあえてそういう選択をしていたという感じですね。
そしていよいよ2003年からユニカイエ始動、ということになるのですが、この時点で、なぜかBINDEXが復活!!
これは自分の事務所を開始ということで、ミニ6穴の小さい画面ではスケジュール管理がしにくいということから、しかし新しいシステム手帳を買う資金もないということで、復活となった次第。このBINDEX、結局、2006年半ばまで現役で使用。87年から使ってる手帳なのだから、なんとまる20年。凄いとしか言いようがないですね〜。もちろん今でも使おうと思えば使えるのだから、また凄いですよ。途中、しばらく使ってなかったとはいえ、かなりハードな使い方をしてるわけで、この20年という風雪に耐えているBINDEXというのは、すばらしい製品だったのだと、今にして思いますね。

年季の入ったBINDEX!
さて、そのBINDEXが退役した理由と言うのはiPhone…ではなく(iPhone3G登場は2008年なのでまだ2年ある)、2005年に導入したiBookG4。2006年というとちょうど事務所を東池袋から西池袋に移転した時で、引越のため一時ネットが不通になり、それまであまり使われる機会が少なかったiBookG4が俄然活躍するということになったわけです。メールを送受信するために、わざわざ駅近くのホットスポットまで行き、事務所にもどって作業するという今では考えられない仕事の仕方。しかし、そんなことがきっかけで、iBookを常に持ち歩くという態勢になり、スケジュールもMacのiCalがメインになっていったわけです。iCal自体はiBook導入の2005年と同時に記入しはじめてますが、この2006年で完全に移行。ドットマック(.Mac、現在のMobileMe)サービスに入ってましたので、外ではiBookでスケジュールを確認、事務所では同期したMac(G5)で確認、という現在のiPhoneでのスケジュール体制を先取りしてました。逆にいえば、2008年のiPhone3G導入では、iBookがiPhoneに変わった「だけ」ということになり(便利さは全然違うけど)、やってることはなんのヘンテツもない同じこと、というわけです。

そのiBookG4もついに限界が訪れ…
で、現在、ユニのブログ「モレスキン活用法」に書いたように、iPhone4に合わせてモレスキンストーリーボードを使用している状況。iPhone4用のモレスキンケースが出れば、そちらに移行したいと思うこのごろです。
2010年12月05日 02:55 by unicahier | トラックバック (0)
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