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ひるますはどんな本を読んできたのか?

だいぷ間があいたが、いよいよ新装リニューアルひるますHOTLINEということで、新ネタを書いておきたい。今回は、ひるますの「ひるますはどんな本を読んできたのか?」だ。
ついでだから、アマゾンのアフェリエイトリンクも書き込んでいくかな(笑)。

そもそもこんな話を書こうと思ったのは、ユニの資料でマックス・ウェーバーの「職業としての学問」と「職業としての政治」を買ったのだが、この2冊の文庫本があまりに薄いので、KAOさんが「こんな薄い文庫本ってあるんだね〜」と言ったのだが、しかしだ、考えてみると、私の子供の頃はこんな薄〜い文庫本がたくさんあった。その中で思い出すのは、エドガー・アラン・ポーの「黒猫」の文庫版。これが5ミリ以下の薄さでたしか80円であった。それが印象深いのは、たぶん、俺が生まれて初めて自分で買った文庫本というものだからで、たぶん小学校の頃であった。

文学少年というか、読書、とくに探偵小説・SF小説の好きであった私は、小学校の図書館でこの手の本を読みふけっていたので、ポーのことも知っていたと思うのだが、それでも何か文庫本を買うというのは、大人びた行為のような気がして、非常にドキドキしたものだった。

この文庫本には「黒猫」と「黄金虫」が入っていたと思うが、一方はちょっとしたホラー、もう一つは暗号解読が興味をひかせる推理ものといってよく、たしかに俺の好きなモノの原点ではある。


さて、そんなわけで、この文庫以前からそんな推理・SFの世界にどっぷり漬かっていた私だが、やはりここで触れておかねばならないのは、それに遡る小学生のはじめのころに読んでいた水木しげるの「鬼太郎」ものであろう。これがかなり今の自分の精神の土台を形づくってるような気がする。ま、これについてはまた別に語った方がよいだろう。

そんなことを思い出してみると、当時よく読んでいた本に、ちょうど今映画でリバイバルしている「日本沈没」(小松左京作)を、なんども読んだものであった。あれって最後が「第一部終」となっていて、彼がほんとうに描きたいのは、日本が沈没した後の日本人の苦難なのだということをあとがきに書いていたのだが、なんと、やっといまになって(リメイク映画の効果なんだろうけど)第二部ってのが出ているのに驚きだ。

この第二部って、いつ書くのかな〜とずっと思いつづけてたのだが、ちょっと前に(まだやってるのかも知れないが)かわぐちかいじ氏が、地震で崩壊した後の日本人をテーマにしたマンガを描いていて、おや?と思ったものだ。まあまったく違う話ではあるのだろうけど、なんだかな〜という感じですよね。長くまたせて書かない小松左京も悪いんだが。

『日本沈没』自体、何度も読んだのだが、それ以降、かなり小松作品にはハマってました。お気に入りは『さらば幽霊』という短編集と、『果てしなき流れの果に』という長編。よくSF界では筒井派か小松派かという分類がありますが(星新一派もあるが、あれはSFじゃないよな)、私はまずは小松派としてスタートしましたね。

この長編なんかとくにそうだけど、哲学的テーマと情感たっぷりのストーリーテリングが、非常にロマンに惹かれていた子供の私にはとてもしっくりきたのでしょう。マンガを描きたいと思った最初期に「こんなマンガが描きたい」というひとつの理想が『果てしなき流れの果に』といってもいい。時間旅行をして「自分探し」をする主人公は、ある意味『オムレット』に通ずるものがあるかもってのはこじつけだが。

ってわけで、その後、ひるますはどんな本を読むことになるのかはまた次回。


2006年07月16日 05:04 by hirumas | トラックバック (0)

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