

ひるますHOTLINE第9回。今回も自分ネタですいません…。
ユニも1周年を迎え、KAOとこの一年の総括対談をしてみたのだが、まあよくやってるな、という結論で…、それと当初の目標が「たんなるデザイン屋、DTP屋ではなくて、企画を実現するための集合体」ということだったんだけど、それも少しづつではあるが実現してきている。あるいは実現はしてないけど、実行するスケジュールに入ってるというか、実行する体勢になっているという感じだ。
その「実行する体勢」になってるってことが、一番カンジンなことなんだろうと思う。ただあれやりたい、これやりたい、と言ってるのではなくて、どうすればそれを実現できるかが分かるってことだから。っていうか、分かってるなんて言うと言い過ぎだけど、ようするにカンが働くようになっている、というのと、会社の日常業務じゃないけど、ようするに日々やるべきこととして軌道にのってるってことだろう。
ユニのこういう側面は、以前、このコーナーでふれた「プロデュース魂」にかかわるお話なのだが、ふと振り返ると、実は自分自身、いちマンガ家としては「プロデュースされるような存在」でもある私(忘れてるなよ、笑)。「プロデュースされるような存在」っていうと、なんかスターの卵っていうか、そういう価値のある存在であるかにかたってるかのようだが、そういう意味は全然なく、ようするにそれは「孤独な作業によて何かモノを作らねばならない存在」という程度の意味である。それが出来なきゃただのクズっていうか(笑)。
こういう類いの「創作」は、プロデュースとは違って、ある局面で、ひたすら孤独に・内向的に、その世界に浸り切ってモノを作っていく必要がある。それがそのまま世にでるのではなのだが、それがプロデュースの「素材」としていいものになるためには、なぜだか知らんんが(ある意味当たり前なのだが)そういう過程がどうしても必要なわけだ。
それはともかく、このところ、いろいろときっかけがあって、マンガ家としての自分も動き出している。つまり孤独にひたる時間というのが多くなっているわけだ(笑)。
というわけで、今回はその気晴らしも含めて、マンガ家・ひるますのこれまでの作品を振り返ってみんとするなり!
今回紹介した作品はすべて「ひるますのホームページ」でご覧になれます!
平成大逆転男

平成大逆転男(90年)
はっきり言って傑作(笑)。講談社のアフタヌーンの新人賞(四季賞)の佳作で入選し、その後モーニングに単発掲載された作品です。実質的にデビュー作ですね。「ひるます」名義もこのときに初めて使いました。
←の表紙にある階段から転落した主人公がそのショックで記憶喪失になるのだが、なぜか「女についての記憶」だけがなくなる…という今にしても面 白いアイデアのコメディ。主人公は女についての記憶がないのだが、まわりからは「遊び人だった」などと言われるので、これまでの女性遍歴を自分で調査していくうちに意外な真実にたどりつく…。
ちょっとHなコメディで、80年代のノリをひきずっていた私は無理して都会っぽく描いたので、編集者が「ウディ・アレンばりの…」と形容してくれたのが嬉しかったのお。
愛、不能、女装など現在に続くひるますのテーマがすでに描かれており、「デビュー作にその作家のすべてが含まれている」という言葉を実証するがごとき作品でもあります。。。
このときの新人賞同期生は、現在もモーニングで活躍中のヒラマツミノル、入江喜和さんなどスゴイ面 子でした。ちょっと前の入賞に「ナニワ金融道」の青木さんがいます。
黄昏マデ、2万マイル

黄昏マデ、2万マイル(90年)
これもホントの傑作(笑)。モーニングで「平成…」の続編のネームをやりとりして煮詰まったので、気分転換にぜんぜん別 なものを出してみて、ということで出来た作品。これはほとんど1発オッケーだったので、楽でしたね。モーニング単発掲載。
←の表紙からお分かりのように「伊丹堂」の初登場作品?と思いきや、これは若者が変そうした老人。主人公の名前が「伊丹衆」で、これは若者の名前です。いわずもがなですが、伊丹十三のファンだったのと、笠置衆からいただいた名前ですね。
これはかなりHです。読者アンケートでもこのHがかなり受けてたようですね〜。
これも続編を練ってるうちに暗礁に乗り上げてしまったが、いろいろ出したネタの中に若者「伊丹」が老人に変身しないバージョンのストーリーがあり、それは自分的には気に入っている。「愛の難波船」って奴ね。これはいずれ新たに描き起こしたいと思ってる。
少年カフカ

少年カフカ(99年)
これはホームページのみで発表した遊び作品。
ま、だからしてムキになってもしょうがないのだけど、このタイトル、村上春樹の方が後です。
『オムレット』に登場してた幼児キャラを使って、社会問題・政治ネタなどを茶化した四コママンガにしようとしたわけですが、長続きしませんでしたね…。
ネタ的にもちょっとひねりすぎというか高度というか、ひとりよがり(笑)で。
四コマといえば、この「通 信」もあまり新展開がないので、四コマの連載にしよ〜かな〜などという話も浮上中です。詳細は追って御報告予定〜。
民主主義で行こう!

民主主義で行こう!(00年)
『オムレット』番外編。実は某民主主義政党の宣伝用として構想してたのだけど、まじめに「民主主義」について考えた結果 、肥留間氏登場の正統派オムレットとなりました。巻末には伊丹堂の対話編「政治って何なんだ〜」も収録。臨場哲学系列の作品としては必読です 。
その他の作品…
その他にもいろいろと作品がありますので、ホームページのリストをご覧ください。ただしウェブでは読めません。エロ雑誌投稿ボツ作品とか(笑)。
それと実作にいたってない「傑作」ネームがかなりあります(ホントかよ、笑)。四谷怪談をテーマにしたコメディとか…これも実現したいもんだな。
ま、そんなとこですが、それはともかく!これからの新たなひるますのマンガにぜひ御期待ください!
2004年05月05日 07:49 by hirumas | トラックバック (0)
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