ユニカイエ

黒猫房の巻

ひるますHOTLINE第5回は、ひるますがいろいろと関わらせていただいております黒猫房(シャノワール・カフェ)さん。批評紙「La Vue」やウェブ(メール)マガジン「カルチャーレビュー」に何度か掲載させていただきました。今年はその批評紙「La Vue」が新たな形で新創刊されることになったので、その新動向も含めて御紹介いたします。
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黒猫房ホームページ

その黒猫房を主宰するのが、ひるますの敬愛する出版人・黒猫房主こと山本繁樹氏。いろいろな出版社勤務を経て独立したという経歴は謎につつまれている?が、現在、大阪で「るな工房/黒猫房/窓月書房」という出版・編集プロダクションを経営されています。と、ひとくちに言っても社名が三つならびになっていることからも想像できるように、その業務内容は幅広い。独自の出版から出版プロデュース、編集受託、出版物の販促・営業の受託。そして人文系の思想・表現を発信する中核となるのが、評論紙「La Vue」やウェブ〈メール〉マガジン「カルチャーレビュー」の発行。さらには読書・合評会である「哲学的腹ぺこ塾」などのイベント開催など(いずれも詳細は黒猫房ホームページをご覧下さい)。
出版にかかわりつつ自らの企画を実行していくという意味ではユニの大先輩にあたることにもなります。とくに黒猫房さんは営業的な面でも動いていることから、人文的な関心を、書店でのブックフェアーやセミナーというイベントにむすびつけて実行してしまうという機動力の高さがあって、ほんとうに見習うべきところだと思います。こんど始ったユニのART DEPOもかなり黒猫房さんの影響があるのだな、と思うこのごろ。
それはさておき、最初に書いたように「La Vue」や「カルチャーレビュー」というと、いずれもひるますがこれまで伊丹堂会話シリーズなどの哲学エッセイを発表してきた媒体(ひょっとして知らない人がいるかもしれないが、ひるますって実はそっちがメインの人なのよ、笑)。
黒猫房主さんとの出会いがいつだったか(ていうかリアルではまだお会いしてない…)正確には憶えてないのだが、ある書評をめぐってメールのやりとりをしたことからだったような…。その後、生命学の森岡正博さんと連動した「臓器移植法改悪」に反対する運動があり、「カルチャーレビュー」でその特集号が組まれ、それに寄稿したのが黒猫房関係での最初の発表。それをきっかけに紙媒体の「LaVue」でも発表の機会を与えられたので、臓器移植法のときはおとなしくまともな論文調で書いてた私も、ついつい調子に乗って、ここからはいわゆる伊丹堂の対話シリーズという形をとらせていただくことになりました。こうして「倫理って何なんだ〜」から「正義…」「美…」と3本の対話を掲載させていただいた次第。原稿依頼というよりは、発表の舞台と書く動機づけを与えていただいたという感じで、本当に感謝しております。

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批評紙「La Vue」

そして、この度その「La Vue」が新しい雑誌「コーラ」として生まれ変わることになったわけです(詳細はまだ未定)。コーラというとドリンクみたいだが、ギリシア語で「場」という意味。それぞれの関心領域での研究成果の発表の「場」であると同時に、相互に批評することで思考を練成していく「場」というところでもありましょうか。これを機に「カルチャーレビュー」も月刊化。私ひるますもその編集に関わることとあいなりました。
いずれも哲学・社会思想(批評)から、文学・アートなどの文化、それから出版に関する議論など人文系の、鋭い論考を提供しております。「コーラ」の方は具体的な刊行形態・時期など決まり次第またお知らせしますが、とりあえずメルマガ「カルチャーレビュー」をご購読いただきたいと思います(黒猫房ホームページから申し込めます)。私も、ユニでの体験を通じて、自分のマンガ表現だけではなくて、いろいろな人の考え方を形にしていくという面白さに目覚めた昨今。ここを舞台にさらに見聞をひろめ、新しい知性と出会い、さらにはそれを人々にしらしめて生きたいと思う次第です。
ちなみにこの新創刊にともなって終了となった「La Vue」のバックナンバー(2〜15号)がいまならセット価格1000円で入手できるらしい。伊丹堂シリーズの活字バージョンを入手できる最後のチャンス?かも。品切れにならないうちに、お申し込みください。ちなみにワタシ的には『オムレット』よりもこちらの伊丹堂シリーズの方をぜひ読んでほしいと思ってます。。。

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「La Vue」掲載の伊丹堂シリーズ


2004年01月05日 13:58 by hirumas | トラックバック (0)

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